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[働き方改革 ワークスタイル変革もあり方、捉え方]
[何のための働き方改革]
最近話題のキーワード”働き方改革” ”ワークスタイル変革”
僕の所属している企業でも日本全国でもちろん取り組みしてます。
僕らの場合は社員を起点に考えているウェイトが高いと思うので
あまり不満やトラブルはないですね。
しかし、まだ多くの企業・職場では不満やトラブル、業務の停滞など
課題も多いと生の声もお聞きします。
この違いは何か? ベクトル=矢印の違いですね。
経営ビジョンや方針を考えるときに「ゴールデンサークル」という
手法で考えていくと納得感がありうまくいくと言われています。
端的に言うと「WHY=何のために」やるのかを
一番最初に明確にしてから「HOW=どうやってやるか」
そして「WHAT=具体的に何をするか」を考えていく。
”働き方改革”も同じです。
何のためにやるのか?
国や自治体や世間から ワーワー言われないためにやるのか
社員が生き生きと働けることで業績アップや人材確保につなげるためにやるのか
この矢印の違い どこを起点に進めるか これに尽きますね。
[どうやってワークスタイル変革をする?]
前項で書いたように社員を起点にした場合
僕らが実践していることは無理やりなことではなく簡単なこと。
・会議を減らす、または無くする
・提出資料を減らす、または無くする
・グループや部単位でも全員集合でのミーティングにこだわらない
・みんなのスケジュールが誰でもわかるようにしておく
・外出先でもメール確認、PCデータ編集、申請・決裁ができる
などなど・・・
そんなにお金をかけずとも すぐにできることだと思いますよ。
[具体的には何をする?]
具体的に僕らが最初にやったことは 仕事の棚卸しです。
「昔から、こうやってるから」「毎週やらないと業績が見えない」とか
そんな不明確な理由で作っている書類や仕組み、会議体など。
これを皆で洗い出してみて ”断捨離” をすること。
結構、無くなっても影響がないものってあったりします。
そうしてから役割の再分担。どの業務を誰がやれば無駄なく簡単か?
そうすると必要な業務を 最適な人財が 最速でやることになる。
そしたら早く帰ったり 子供や家族の行事のために休暇をとったり
自分の趣味のための時間として休んだりできるようになります。
[サイボウズ 青野社長のWEBメッセージ]
”働き方改革に関するお詫び”というWEBメッセージが
サイボウズ株式会社 代表取締役社長 青野慶久 氏から
文書という形で発信されていました。 感動しました。
”ITやクラウドを活用して世の中から無理・無駄を省き
ワークスタイルを変えて人間らしい仕事に専念できる環境”
のようなことを目指していたと思うのですが・・・
様々な事件・事故もあり 国が動き出すと 企業は”国”の動きに
反応し対策を進めるようになる。
すると仕事の中身やワークフロー、人財の適材適所などを考える前に
「夜は早く帰る」「残業はさせない」「有給休暇を使いなさい」
「成果主義にする」などに徹することから始まってしまいますね。
この根本が多くの方の不満や不信感になっているのだろう。
[ヒューマンウェアという視座、考え方]
ハードウェア、ソフトウェアとビジネスで良く使う言葉ですが
社会インフラや様々なことにも例えて使いますよね。
ITならパソコン本体はハードウェア、アプリはソフトウェア。
地域社会なら道路はハードウェア、市営バスはソフトウェア。
僕が思うにハードウェア、ソフトウェアの上に
”ヒューマンウェア”があり それは無限に進化すると。
どんなにハイスペックなPC、どんなに優れたアプリがあっても
それを使う人が心の中に「何のために使うか」を持っていて
行動しなければハードやソフトは生かされない。
このヒューマンウェアを磨き進化させることのために
僕はセミナーや研修を通じて「伝え方、捉え方」や
「共感、感動」につながる「気」と「場」を創るチャレンジをする。
その究極は誰もが”ごきげん”に暮らせるようになることだと確信しています。
ごきげんパワーを創りだす男 渡邊でした。