全国制覇!前橋育英高校から感じたこと
1月8日全国高校サッカー選手権大会。
テレビで最初から最後まで試合を観戦し
熱く感動的な場面の数々に酔いしれました。
僕もサッカーファンであり高校サッカーでは
ご当地の青森山田高校をずっと応援しています。
今回は3回戦敗退でしたが(*_*;
この青森山田高校サッカー部の黒田監督。
ご自身の長年にわたる苦労や執念を
書籍としても発表し講演などもしています。
僕も直接お会いしたのですが
とにかく結果を求める、人間教育ありき。
そして謙虚で常にチャレンジする。
黒田監督も「技」が上手いの前に
サッカー選手としての「あり方」を重視し
選手を起用しているという徹底ぶり。
全国制覇を成し遂げる指導者、チームは
本当にシンプルに「腹」が決まっていて
「腰」を据えて練習、試合本番に向かう。
本当にブレないことが強さだと感じました。
「何のために」勝つのか?
昨年、準優勝だった前橋育英高校。
僕が応援する青森山田高校に大敗した昨年。
選手たちが悔しいという想いは当然です。
そこにもうひとつの想い。
山田監督に優勝をプレゼントできなかった。
皆が敬愛する・・・この人に。
今回の大会、特に決勝戦で
選手たちの山田監督に対する想いが
プレーと姿勢から誰しもに伝わりましたね。
自分のためだけじゃない。
誰かのため、大切な人を喜ばすため。
そんな原動力がチーム全体にありましたね。
ビジネスの世界でも同じです。
僕が企業研修などで示すゴールデンサークル。
一番中心に「WHY/何のために」がある。
この「何のために」の想いが強く
チーム全体に浸透しているほど
技術・身体を超えたパワーになる。
今回の彼らは圧倒的でしたね。
自分の得点記録や自己アピールを気にしたら
ゲーム展開はだいぶ違っていたでしょう。
僕は彼らの一番の「WHY」は
”山田監督を優勝監督にする”ことで
監督や先輩達に恩返しする”だと感じました。
本当に最後まで集中していましたね。
どうやって勝つのか?
僕はサッカーの指導者ではないので
一般的な見方として感じたことですが
「HOW/どうやって」勝つかも徹底してましたね。
ズバリ徹底的に”守る”=失点をしない。
解説の中でも頻繁に紹介されてました。
ゆるぎない姿勢として誰が見てもわかる。
そのぐらい強い意志を感じたし
チーム全体のパワーとなって
最後の最後まで守りきったと思います。
何のために・・・に続く”どうやってやるか”
昨年の決勝戦での5失点という結果・事実を
俯瞰したときに「守る」になったんだろうな。
こういう自分、チームを俯瞰してみることも
コーチング的には大事なことですね。
冷静に見て考えて認識する「メタ認知」ですね。
何に徹するのか?
何のために・・・
どうやってやるか・・・
この腹が決まったら最後に
何をするか?(徹するか?)
これを決める必要がありますね。
「WHY、HOW、WHAT」の最後に。
戦術的な取り組みや選手の起用など
サッカー的なアプローチは様々あったと思います。
最後は”心・技・体”の「心」メンタルですかね。
青森山田高校の黒田監督も自身の著書で
心技体の中でも割合が最も大きく重要なのは
「心」だと解説しています。
具体的な数値で100%のうち50%が「心」だと。
後半の時間が終わりアディッショナルタイム3分。
本当にこの最後の最後まで”集中”を続け
自分たちの”信念”を魅せ続けた。
その結果が最後の決勝ゴールであり
また守り切ったという結果に繋がりましたね。
やはり「心」メンタルの力は偉大です。
ビジネスの世界でも同様に
メンタルの力が及ぼす影響は大きい。
技術や素質も確かに影響はするが。
僕は”ごきげんパワー”という
一種のメンタルへのアプローチで
地域を日本を世界を楽しくしたいと思います。
スポーツ、ビジネス、文化・芸術・・・。
すべての分野で進化し続ける皆さんに
”ごきげんパワー”を!! one love !!!