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突然の出逢いが秘めていた想いとシンクロするとき
[コーチング先駆者との出逢い]
僕が営業マネージャーの役割を担うようになって2年目のとき33歳の頃だったと思いますが
社内のイベントで日本全国から招待されたマネージャー約700名がパンパシフィコ横浜へ
一同に集結し表彰式や事例発表、著名人による講演などが行われる・・・
その名も「マネージャーサミット」なるイベントに参加したときのことです。
メインの講演(90分くらいだったと思う)で登壇した・・・やさしいオーラー全開の男性。
彼こそがコーチ・エイ創業者・代表の伊藤守というコーチングの先駆者でした。
※自己啓発書籍でおなじみの株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンの
代表取締役でもあります。
(後に伊藤守さんが書いた「3分間コーチ」などのいくつかの本も購読しました。)
マネジメント初心者みたい僕にとっては・・・というより、ほとんどのマネージャーは
正直・・・「誰だ、それ?」という状態でした。
しかし、やさしい口調・雰囲気で話してくれる内容はパラダイムチェンジそのものでした。
僕の考えていることや内に秘めてきた想いとパズルがはまるように合致したのです!!
自分の考え方は悪いこと、間違いではないんだと「自己受容」できて熱くなりましたね。
[リードマネジメント? or ボスマネジメント?]
なぜなら、当時は営業という職種・企業の王道は「軍国主義マネジメント」だったから。
営業所やグループを率いるリーダー・責任者は部下メンバーに指示・命令を徹底し
いわゆる「あれをやれ! これをやれ!」「なんでできないの?」「気合と根性!」
「結果でないなら人の倍やれ!」と一律に行動をさせ成果を出す・・・成果があった・・・
それが当時のスタンダード=普通だったんですね。
僕はひとりひとりの得意なことや性格を見ながら一緒にやるべき行動について決めていたし
本来の営業らしい(顧客との接点の)仕事以外のリスト整理のような雑務的なことは
マネージャーである僕が率先して請け負っていました。
[心の中に持ち合わせていたコーチング思考]
役職は身分じゃなくて役割だ・・・と心得ていたしメンバーが生き生きと動けることで
僕自身も楽しい、チームも活性化する、そして必ず成果がでるというビリーフ(信条)を
僕の真ん中に持っていたから。
伊藤守さんは講演のお話の中で「”なぜ、なぜ、なぜ”って、そんなに追い詰めたら
相手も自分もチームも行き詰ってしまいますよ。それで次への一歩が見えるのかな?」って
静かな口調で諭すように語り「聴く」ことの重要さを伝えることに注力していました。
こんな素敵な講演を無料で聴けるなんて・・・幸せな職場だなって感じましたね。
そんな 僕にとっての革命的な1日の記憶のお話でした。